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タイ・クーデター 軍司令官 暫定首相に 全土に戒厳令 憲法停止

19日夜に軍事クーデターが起きたタイで、実行した軍のスポークスマンは19日深夜から20日朝にかけて断続的にテレビを通じて声明を発表し、現行憲法を停止し、陸軍のソンティ司令官が暫定的に首相の権限を担うと表明した。タクシン首相が国連総会出席のためバンコクを離れた間の行動で、首相は実質的に追放された形。プミポン国王がクーデターをどう判断するかがカギとなりそうだ。

 軍のスポークスマンはテレビを通じ、軍と警察で組織しプミポン国王を長とする「民主改革評議会」が抵抗を受けることなくバンコクと周辺の県を掌握したと発表。タイ全土に戒厳令を布告した。ソンティ陸軍司令官ら3軍の司令官とルアンロー軍最高司令官の4人が国王に拝謁(はいえつ)した。クーデターについて説明を行ったとみられる。

 さらにソンティ司令官らはテレビを通じ、国会議員と閣僚全員の解任と、憲法裁判所の停止を発表。「腐敗疑惑や権力乱用で政治は多くの困難を抱えており、国を分裂させている」などと評議会発足の理由を説明、「われわれが国を統治するつもりはない」と権力を速やかに国民に返還するとしている。

 全土で政府機関や銀行などに対して20日を休日とすることが宣言され、学校も一斉に休校となった。軍や市民による衝突はなく、高架鉄道などの公共交通機関は正常に運行している。タイのテレビは通常の番組を取りやめ、同日朝まで王室関連の映像と軍スポークスマンの発表だけが流された。米CNN、英BBC、日本のNHKの衛星放送などを視聴できない状態が続いた。

 タクシン首相は19日、クーデター発表前に、滞在先の米ニューヨークからバンコクに非常事態宣言を出し、政変の阻止を図ったが、止められなかった。タイでは20日午前、軍最高幹部4人に警察長官を加えた5人がテレビを通じて改めて発表を行い、クーデターが軍と警察の総意で行われたことを印象付けた。

 タイでは、首相一族の巨額株取引をきっかけになって、首相の辞任を求める市民グループのデモが本格化。国民の信を問うとして4月に行われた下院選は無効・やり直しとなり、政局の混迷が深まっていた。タイでクーデターが発生したのは1991年以来15年ぶり。
(産経新聞) - 9月20日16時37分更新
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